FAQ

再生医療でできる肌の治療

再生医療でできる肌の治療というのは「線維芽細胞」が中心なんですか?

再生医療というのは文字の通り、組織を再生させて治療することを言います。それが皮膚の場合、皮膚の再生医療と言いますが、一般的に美容外科で言われているPRPや成長因子を使った治療が再生医療と呼ばれています。しかし、PRPにしろ成長因子にしろ、肌細胞(線維芽細胞)を活性化させて働きを強めることはできても、細胞そのものは増える訳でもありませんし、肌が再生する訳でもありません。

活性化させるというのは基本的にはレーザー治療と同じことなのです。もちろん、肌細胞の働きを活性化させるということは肌の若返りに非常に大きな意味を持ちます。しかし、正しくは再生医療とは大きく違うものなのです。便宜上、解りやすく理解してもらうために再生医療という言葉が用いられているのですが、再生医療とは大きく違うと言うことを知っておいて下さい。今のところ肌の再生医療と呼ぶことができるのは線維芽細胞を用いた細胞培養移植しかありません。脂肪幹細胞を用いた方法も行われていますが、こちらは肌でもありませんし、今のところ効果についても懐疑的と考えられています。

私たちがおこなっている再生医療は大きく分けると2つの手法を用いています。肌そのものの若返り、肌を再生させる方法として「線維芽細胞移植」。もうひとつは脂肪移植(単一胞脂肪移植)と言います。

 ①線維芽細胞移植術   線維芽細胞を培養して増やして真皮に移植
 ②単一胞脂肪細胞移植術 脂肪細胞を単一化させ、脂肪層、皮下組織に移植

①の線維芽細胞移植というのは真皮中もしくは口腔内の線維芽細胞を抽出し、細胞培養によって数百万倍にまで増やし、若返らせたい肌に移植することで、真皮が再構成され肌が若返るという再生医療。

②の単一胞脂肪移植術というのは、お腹もしくは太ももなどから脂肪吸引で脂肪を採取し、採取した脂肪組織を細胞調整室で一つひとつの脂肪細胞に分離させて、皮下組織、脂肪層組織に脂肪細胞を移植させる再生医療。

こういった2つの手法の再生医療をおこなっています。単一胞脂肪移植については学会でも発表され、医学論文としても取り上げられたこともあり、慶應大学医学部形成外科で研究をおこない当院で臨床治験をおこない安全性と効果について確認されたため本格的に導入した治療法です。脂肪細胞を単一化させることは一般の美容外科、医療機関ではおこなうことができないため現在のところ当院でしか受けることのできない治療のひとつです。



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